WORKS
“導入事例”
採用担当らいん君
”新卒15名の採用に成功!連絡を100%LINEへ移行して学生とのフラットな関係作りが新卒獲得への近道”
社会福祉法人菊清会 様
「LINEを採用に導入したいけど、具体的な活用例や他園の実例が気になる!」
そのようなお声を多くいただくようになりました。
LINE採用を実際にご利用いただいている法人様にインタビューを行わせていただき、導入の背景や、その後の効果をざっくばらんにお話いただきました。
今回は「社会福祉法人菊清会」様のインタビューになります。※本記事は2022年3月に行ったインタビュー内容になります。
エリア:東京都世田谷区法人名:社会福祉法人菊清会 様LINE採用募集施設:3施設(さくらしんまち保育園、ぴっころ保育園、ふかさわミル保育園)ご担当者名:さくらしんまち保育園園長 小嶋 泰輔様
運用期間:2020年12月~2022年3月時点友だち数:330名採用人数:15名(内保育士14名 栄養士1名)採用に活用したもの:LINE公式アカウント、採用サイト、求人媒体、就職フェア
保育士の新卒採用にマッチすると思ったのがきっかけでした。
—それでは、最初にLINEを採用活動に導入いただいた背景を教えてください。
私たちの採用活動はそもそも保育士の正職員においては”新卒者のみ”に絞り明確に方針を決めていました。
その為、若い世代が日常的に使っているLINEで学生とのやり取りを1つにまとめてしまったら楽なのでは?と思ったからです(笑)
今まではメール、電話、求人サイトのチャットからなど、対応方法が散らばっていました。日々の事務業務+採用業務(応募やエントリーの確認~面接の日程調整まで)となると採用の連絡はどうしてもスピーディーに返信をするのが難しい状況でした。
—確かに、応募の間口を広げることも大事ですが、こちらの返信に時間掛かってしまい応募者の意欲が冷めてしまっては元も子もないですよね。
その点LINEは業種関係なく学生さんがやり取りしやすいツール且つ、管理者側の対応も煩わしくない…双方にとって良いものだと事前にご説明頂けていたので、LINEを採用活動に取り入れることを決めました。
今では、「求人媒体から応募があった方」「就職フェアに来てくれた方」の2つをメインにLINEへ友だち追加を誘導しているのですが、学生さんの100%がLINEを使ったやり取りに応じてくれます!
—そう言って頂けると嬉しいですね。LINEを始める前の段階では、学生さんとやり取りのしやすさを重視して導入を決めたとのことですが、もう少し詳細をお聞かせください。
採用活動って大きな括りで考えると2通りしか術がないんですよ。「母集団形成」と「歩留まり改善(ぶどまりかいぜん)」です。実際にLINE公式アカウントを導入してからは、2点の改善に役立てることができる画期的なツールだと実感しました。※下記画像参照
—確かに採用活動にLINEを+αで活用することで、友だち追加を誘導して母集団の形成が出来ますね!学生のほぼ100%がLINEを使っていると言われているくらいですから、今までのメールや電話と比べると「やり取りがしやすい」という点も納得ですね!
母集団形成とは、自社の求人に興味や関心を持っている学生を集めることです。母集団形成を効果的に行うためには、自社の求める人物像/採用ターゲット(質)とマッチしていることと合わせて、適切な人数(量)を集めなければなりません。引用元:LEGGENDA 人事ナレッジ集 新卒採用ノウハウ
採用における歩留まりとは新卒一括採用の場で用いられることが多く、採用における各フェーズに進んだ人数の割合を指します。中途採用サクセス 「採用歩留まりとは?」
LINEで母集団形成の為に対面の就職フェアに積極的に参加
—計画を立てて採用をしているだけではなく、LINEを使ったマーケティング戦略もされていたんですね!
それでは、次に多くの施設が課題に感じている”友だち集め”いわゆる母集団形成はどのように進めたのか教えてください。
先述した通り、就職フェアでの参加をメインに友だちを集めてきました。2020年後半で約2回、2021年で約7回程参加をしたかと思います。これまでも就職フェアには参加していましたが、やはりLINEを使うことにより実際にお話しを聞いてくれた人と厚い関係を築くことができたと感じますね。
—ありがとうございます。その成果もあってか、現在330名近くのお友だちがLINEにいるんですね!「求人媒体から応募のあった方」についてはいかがですか?
22年度はマイナビさん、リクナビさんに出稿していました。誘導の流れとしては、一度媒体よりエントリーして頂いた方にLINEでのやり取りを促して、選考連絡等一貫してLINE上で行うようにしています。今後はより多くの人に友だち追加を促す為、HPへ友だち追加ボタンを設置する予定です。
友だち追加の際、信頼感を出していくのが課題でした。
—友だちを集める際に気を付けていること、つまずいた点などはありましたでしょうか?
つまずいた点…個人のLINEアカウントへのプライバシー管理意識の問題に少し苦戦しましたね(笑)LINEアカウントってそもそも不特定多数と繋がりたいっていうものではないじゃないですか。個人間でのやり取りがメインになるわけですから。家族や一度対面で会ったことのある人だけにしか教えたくない、そういった考えの学生さんも少なからずいるのかなと思いました。匿名性や不特定多数と繋がりたいのであればLINEではなくインスタやTwitterなどのSNSでやり取りをすればいい訳ですからね。
—おっしゃる通りですね。学生さんとの距離感の取り方であったり、保育園の採用LINEへの友だち追加にハードルを感じる学生の気持ちも分かります。どのように問題解決に努めましたか?
友だち集めの主である就職フェアでは、LINEアカウントへ友だち追加してもらう際に信頼感を出す様に意識しました。例えば、どの出展者さんもおなじだと思うんですが、基本就職フェアは「ブース装飾」「人」「ツール」の3つが重要になっているんです。出展者の雰囲気(物腰・接し方・話法)を良くして自然と誠実さや信頼感をアピールして、菊清会のLINEに友だち追加しても、採用の用途にしか使いませんよ!という事を理解してもらったうえで自然と友だち追加へ流れを運んだり。LINEをやっているという事をしっかりアピールするために装飾にQRコードの載っているPOPを配置したりと試しました。その結果今では、お話して下さった方に安心して友だち追加頂けております。
—それはよかったですね。せっかく学生と対面でお話できる就職フェアなので、出来る限り多くの方とお話をして、ご縁を活かす。LINEで繋がっておけば今後のやり取りもお互いしやすいですもんね。
—続いて、メッセージ配信についてはどうですか?
現状LINE友だち全員に向けた一斉配信はあまり活用していません。というのも私たちのLINEアカウントをジャンク的に捉えて欲しくない、という想いがあるので、意図して配信をしすぎないことを心がけている為です。私たちがメッセージ配信をする場合は、大抵タグ付け(友だちのグループ分け)をしっかり行い、狙ったターゲット層に適切な内容を配信するように心がけています。
保育士の採用は今後も厳しい。だからこそ常に新しいことにチャレンジし続けるスタンスが重要!!
ー最後に、当社のLINE作成サービスをきっかけに導入して頂いたのですが、保育業界でこういった新しい採用手法を導入することについてどう思いますでしょうか?
保育業界は深刻な保育士不足に伴い、年々保育学生の数も減少傾向にあるのが現状です。この先採用市場はますます厳しくなる一方だと感じております。
そんな中でLINEに限らず、採用の専門家の意見を素直に受け入れて自分たちの採用活動に取り入れる。そういうことも厳しい状況の中で採用を実現するためのコツだと実感しました。もちろん新しいことを始めるにあたって、乗り越えなきゃいけない壁があるのも現実です。保育業界ではまだまだIT化が進んでおらず、採用市場が変わらないのもこのような新しい採用方法が広まらない要因の一つだと思います。今回LINEを作成して頂き、運用方法のアドバイスまで頂いて実際に約1年使用、採用にフル活用させて頂いてますが、始める価値は充分にあるものだと思います。もし採用に悩まれている方がいればチャレンジして見るのも良いのではないかと思いますね。
—貴重な意見をたくさんお話頂きありがとうございます。当社もLINEを使った採用方法が今後保育業界でも広まっていき、より多くの施設の課題解決の手助をできることを願っています。本日はありがとうございました!
編集後記
今回取材した、菊清会様のように自園の課題を理解し、「どうしたら改善できるか?」をしっかり把握している園はまだまだ少ないかと思います。そんな施設の採用担当者の方にこそ本記事を読んでお役立て頂ければ幸いです。他園の取り組みを知ることで、採用方法の1つとして是非LINEを選択肢に入れて頂けたら嬉しい限りですね。
またLINEを使うことにより、採用担当者と学生の関係構築はさらに改善されることが期待できます!メール・電話で聞けないことが学生は気軽に聞ける。そこからホンネを聞き出せるきっかけを生み出しているのです。実際に菊清会様は、選考中に学生と密に連絡を取っていたことにより、早期退職者は0だとお聞きしました。選考段階でのミスマッチが無かったことがうかがえます!今後より多くの施設でLINE導入が進んでいき、人材のミスマッチを未然に防ぐことが出来る保育士の採用に繋がっていくと良いですね!BUY THE WAYでは、LINEアカウントの開設~運用までサポートさせていただきますので、「LINEの導入を検討している」という方はぜひお問い合わせください。